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上の写真(Newsweek提供)は、何の変哲もない女性たちの手の写真だ。普通の人にはあまり気を引くところはないかもしれないが、筆者にとっては大きなメッセージを発していると思えた、実際筆者はこの写真を見て考え込んでしまったのだ。 ご覧になればわかるとおり、五組の手のうち、一つを除けば、みな人差し指が薬指よりも長い。その一つでさえ、人差し指と薬指はほとんど同じ長さだ。 ところが筆者の場合には、人差し指は薬指よりも短い。筆者はそれが別に珍しいことではなく、多分普通の人もそうなのだろうと思っていたのだったが、この写真をみて、その思い込みが粉砕されたというわけなのだ。世の中では、とりわけ女性の場合では、人差し指は薬指より長いのが普通なのだろうか。 こんなことにこだわるのは、先稿「人差し指の短い男は前立腺がんになりやすい」で述べたとおりだ。 先稿では、人差し指の短いのは男性ホルモンが豊富な証拠だったような書き方をしていたが、もしその見方が正しければ、女性の人差し指が薬指より長いのは不自然ではない。 それでも筆者は自分の指の配列にこだわるあまり、ほかの人も、男女にかかわらず、人差し指のほうが短いのが普通なのではないかなどと、勝手に思い込んでいたのだ。 その思い込みが、この写真を見て粉砕されたわけなのだ。これは筆者にとっては、人間の手とその指にかかわる解剖学的・文化論的枠組みがひっくりかえったことに等しい。 |
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